- 作者: 五十嵐貴久
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2016/02/29
- メディア: 単行本
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東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)の被害を受けた直後の2011年の宮城県気仙沼市が舞台の小説。
某イベントでSCK GIRLSさんの存在を知り、SCK GIRLSさんの実話とモデルとして執筆されたのが気仙沼ミラクルガールらしいということを聞き購入。震災と少女と大人たちの描写が誠実に描かれていて完成度は高いと思う。
キャラクターの名前や性格、様々脚色や事件以外の細かなエピソードで事実と差異はあるらしいのだけどこれが現実にあったっていうのが凄い。
さすがに著者がおじさまなので、隆一やサトケンさんのお話が多めになって(こういう大人のお話も好きだけどね)、アイドルたちの会話が少なめなんだけど映画とかになったら、メンバー同士の話ももうちょっと掘り下げてほしいなと思う。でも完成度高い小説なのでお勧めの小説。装丁も可愛くて素晴らしい。
Wake Up,Girls!好きな人は琴線結構触れると思うので激しくお勧めしたい。