ルーズリーフ(at HatenaBlog)

はてなダイアリーから移行しました。きままに感想を書きます。

『喰霊-零- 10th Anniversary 祭儀』(喰霊イベント)に行って来ました。

2008年10月から12月末まで放映された瀬川はじめ原作のアニメ作品『喰霊-零-』10周年イベントである『喰霊-零- 10th Anniversary 祭儀』に、行って参りました。
場所は新宿駅東口にほど近い新宿BLAZE(TOHOシネマズ新宿ほど近く)。

キャスト

  • 白石稔桜庭一樹&弐村剣輔役)
  • 茅原実里(土宮神楽役)
  • Faylan    (イメージソング&劇中歌Dark Side of the Light、AI、Distance Point、Reincarnation、優しい言霊等歌唱)
  • yozuca*    (イメージソング&IF、Reality Awake、優しい言霊など歌唱)
  • あおきえい(監督)
  • 高山カツヒコ(シリーズ構成&脚本)
  • 長野敏之(トロイカ代表取締役社長)※当時・デスク補佐
  • 伊藤敦(プロデューサー)
  • シークレットゲスト

概要と軽い雑感

公式イベントのイベント告知ページ:
INFORMATION/喰霊-零-(GA-REI -zero-)オフィシャルサイト

10年前の喰霊-零-THE LIVE、パチスロイベントにも抽選が外れて行けなかった僕は、喰霊-零-イベント初参加だったことになり、
結論だけ言ってしまえば素晴らしいイベントでしたが、公表してた終演時刻は本気で守ってほしかったです。
(愚痴は最後に後述します。)

なお、撮影しているという告知はあったのでどこぞで収録される(新BD-BOXの映像特典か?)可能性はありそうですね。

15時30分より整理券配布開始、16時から物販開始、17時30分から整列開始、18時から開場、19時から開演そして21時にて終演予定と事前に告知されていました。
僕は会場現場に付いたのは14時前。まだ整理券配布の列形成も始まってなかったので1時間あたり周辺をぶらついてました。そして15時ぐらいに列に並びはじめましたがビル風凄い寒かったですね…。

レポート

喰霊-零- 10th Anniversary 祭儀』は全4部構成でした。
第一部は、『TV版最終回上映会&生トーク』、第二部は『超自然災害ラジオ対策室・復活編』、第三部は『DJ白石稔+(ダンスパフォーマンス:A+DF)』、第四部『ライブパート』という構成になっていました。
MCはKADOKAWAの宣伝マンの西山洋介さんで当時も『喰霊-零-』宣伝を担当されていた方だった。(現在はAnimeJapanの総合プロデュースを担当しているとのこと。)

第一部『TV版最終回上映会&生トーク

トーク参加者は、伊藤敦さん(プロデューサー)、長野敏之さん(当時デスク補佐)、あおきえいさん(監督)、高山カツヒコさん(シリーズ構成・脚本担当)、MC西山洋介さんの5人。
触れ込みはTV版最終回とのことでしたが、差し替えになっており、こぼれ落ちてしまい放送版でダミーのカットになってしまったのを、修正されたディレクターズ・カット版(DVD・BDBOX版)を上映していることが中盤で怪しくなり、終盤になってディレクターズ・カット版疑惑濃厚というのが発覚してしまうというのが面白かったですね、無修正版、ディレクターズ・カット版とも微妙に違う。
箇条書きします。既出っぽいのは★マーク。

  • 冒頭が樹海ということで、音楽担当の上松さんは蜂に噛まれたエピソード(コメンタリー・喰霊-零-TheLIVEでの話でもあった)★
  • 最終話で落ちそうになったカットは数十カットありダミーカットを設けることになり、当時のAICスピリッツの代表だった松嵜プロデューサーが他作品に動いていた長野さんを呼んで編集スタジオに常駐することになった。
  • 最終的にこぼれたのは数カットくらい。24時間で上がるカットが36時間経っても上がってこなかった。★
  • 他の作品の最終回も控えている編集会社の編集オペレーターの苛立ちは最高潮で一人オペレーターを分けるという話も言われたが一人どころじゃ間に合わないと状態だった。
  • 進行がカットをもってくるときの際にインターホンがなるのだけど、それが起こるとオペレーターさんの雰囲気が変わるので胃痛が増したそうです。
  • カットが落ちた場面を汚い月、汚い弐村剣輔という伊藤Pが面白い。(たしかに放送版では同じカット何回か動かすか、差し替えてごまかしてた)
  • OVAは過去企画されていて、軍艦島にもロケ行ったことがある。時系列は零のさらに前の時系列の予定だったそう。
  • 脚本は出来ていて、趣味で高山カツヒコさんが小説を書いてたりする。伊藤Pと高山さんで印税・買い取り、ブックウォーカーでの配信とかとの生々しいやり取りがなされていて面白かった。
  • CGは1話のオスプレイやモンスターでほとんど予算を使い果たしてしまい、後の話数ではモンスターは作画でする事になってしまった。
  • CGはポイント制だったんだけれど、ポイント失効してしまい、あおき監督は現場でぼやいてたそう。
  • モンスターデザインは話数を経るごとに、どんどん設定の決定稿が少なくなっていき、準決定稿もしくは、ラフから起こして最終的にモンスターキャラデザ・総作監の栗田さんに修正される方式を取っていたらしい。
  • 12話の結末は大まかに決まっていたけど詳細は自分の中に入れ込んで、誰にもださずに脚本の初稿で初めて出した。
  • シリーズ構成は熱がありすぎて喧嘩みたいな事にはなったけども、帰りのバスで互いに謝っていた。★
  • 本読み当日、アスリードへ向かうバスがある駅の喫茶店でPCに向かい原稿を書いている高山さんをキャラデザの堀内さんが目撃してたという報告も、それでも本読みには間に合わせたらしい。

 その後新BD-BOXの紹介が比較映像付きでで始まりましたが、4K解像度、8K解像度に耐えうるようにアップコンバート作業を専属オペレーターを一人つけて1カットずつ修正しているというお話がありました。
シャギが消えるというのはプロジェクターから離れていてもわかりましたし、そういう面では発売が楽しみです。新BDBOXの発売は6月を予定しているとのこと。
それに関連して初期販売のシリーズDVDのスーパージュエルケースの話題もありましたね。

 僕は初期のDVDから買っているので、DVD、BD-BOX、東京ESP発売記念BDBOX(ドラマCD付き)もってるのでそして今回の新BD-BOXで4セット目になりますね。(白目)また買うので映像特典とかは本当に頑張ってください。

 そして物販の紹介で第12話絵コンテ集についてお話されていたがあおき監督がこだわりにこだわって印刷所が泣き言言うくらい配置などにこだわったことを話されていたのも印象に残ってますね。限定2000部で内容にあおきえい監督のコメントも記されているというのがまた嬉しいところです。

第二部『超自然災害ラジオ対策室・復活編』

トーク参加者は、白石稔さん、茅原実里さん、あおきえい監督(途中まで)、高山カツヒコさん(途中まで)、そしてシークレットゲストの高橋伸也さんと稲田徹さん。

 おなじみ近況報告ですが、白石さんのご家族のお話にほっこりした。しかしみのりんの近況報告は昔と相変わらずで面白かったですね。リベンジはちょっと滑っちゃったので速攻あおき監督たちの方へ。あおき監督角川方面の仕事が喰霊-零-以降ないので仕事ほしいというアピールをしてらっしゃいました。高山さんは某乗り物を乗っており、支障があるために目を二重にプチ整形したという話も。寿司をラジオブースで食べたことが出来たという思い出ばなしもありました。いくらかお話なさったあと監督と高山カツヒコさんが退出されて、シークレットゲストの高橋伸也さんと稲田徹さん登場!

 高橋伸也さんと稲田徹さんはBDBOXのPRをなさっていたのですが、稲田さんのシャギが消えるということを連呼されていて覚えてしまいました(笑)、稲田さんはイベントのために衣装凝ったらハリウッドザコシショウの姿になってしまい自虐されていたのが印象に残りました。高橋さんは、10年前に比べると比較的落ち着いた登場だなと思ったのですがその理由も話されていて面白かったですね。10年前のラジオにゲスト出たときの模様を出かける前に聞き直したらいたたまれなくて、脂汗が出てしまい一旦風呂に入って着替え直して出てきたとのこと。
 なぜあのハイテンションキャラだったかというと、スタッフや声優のみなさんがいいものを作ろう、成り上がってやろうという意欲が凄くて自分も負けないように徹夜しながら自分がどうしようかと考えていたらああいうことになったのこと。ほぼレギュラーデビュー作が喰霊-零-が初でクレジットが三番目というのは後にも先にもこの作品以外なかったのでよく思い出しているらしい。でも10年前の再現コメント「youでもなくmeでもなくweeee!」「この中に黒木瞳がいたー!」とか聞けて満足でした。ファンサービス満点。
 当時のアフレコ話で水原薫さんの黄泉お面のお話も、The LIVEで話されてましたがまたあったのが印象的でした。あったなぁ…。

 そして最後にこの場にいない水原薫さんからお手紙が来ていることが告知され、手紙を通読してない中、水原薫さんのメッセージを茅原実里さんが朗読した。都合により来れなかったという話とともに黄泉が自分の中でかなり大きい存在か、たまにパチスロ・パチンコで黄泉を演じられて嬉しいなどの言葉があり読んでいて感動したのですが、最後の最後で…。乱紅蓮、ホウ酸団子というボケがあり、みのりんが巻き込まれて悶絶してしまうというのが面白かったですね。いやあ水原さんの投稿やラジオそんな感じだったことを思い起こされて懐かしい気持ちになりましたね。

第三部『DJ白石稔+(ダンスパフォーマンス:A+DF)』

セットリストは以下の12曲。

  1. 霊喰い(イメージソング『百合ームコロッケ』・8話挿入歌/妖精帝國
  2. blue butterfly(イメージソング『百合ームコロッケ』/Riryka
  3. Unusual days (イメージソング『百合ームコロッケ』/美郷あき』)
  4. ここから、これから(イメージソング『百合ームコロッケ』/サリヤ人
  5. 永遠 - towa - (イメージソング『百合ームコロッケ』/瀬名)
  6. 鎮魂の旅へ (イメージソング『百合ームコロッケ』/飛蘭
  7. distance point (イメージソング『百合ームコロッケ』/飛蘭
  8. alamentry (キャラクターソングVol.4岩端晃司&ナブー兄弟/稲田徹&若本規夫
  9. agunus dai (キャラクターソングVol.2神宮寺菖蒲&二階堂桐/相沢舞&土谷麻貴
  10. death comes (キャラクターソングVol.3桜庭一騎&飯綱紀之/白石稔&高橋伸也
  11. ふたりしかいなかった (キャラクターソングVol.1諫山黄泉&土宮神楽/水原薫&茅原実里
  12. 夢の足音が聞こえる (エンディングテーマ/水原薫

休憩を15分挟み、開始。休憩中白石さん自ら準備していましたが相当緊張してらしたようです。ちょいちょいフリートークしていたのが楽しかったですね。(ここから押してるのではないかという疑念が出てきていました)

キャラクターソングとイメージソングの表題曲を白石さんのDJとともに本編アニメ映像が流れていく構成でした。さすがに上手で楽しかったです。サービスとして桜庭一騎&飯綱紀之のキャラクターソングの『Death Comes』にあたったときを歌ってくださるというファンサービスを実施してくれて嬉しかったですね。百合ームコロッケでもパチスロ使用曲かつ人気曲を使用していらしたし、キャラソンもA面は網羅していたのでかなり満足度高かったですね。

ダンスパフォーマンスは後ろにいたので、あんまり見れなかった。(映像がメディア化されたときで見ることにします。)

第四部『ライブパート』

セットリストは以下

  1. 『Dark Side of the Light』(歌:faylan(飛蘭)/1話挿入歌)
  2. 『Reality awake』(歌:yozuca*
  3. 『Reincarnation』(歌:faylan(飛蘭)・yozuca*
  4. Paradise Lost』(歌:茅原実里)
  5. アンコール『夢の足音が聞こえる』(歌:茅原実里)※特別カバー

 10年ぶりにDark Side of the Lightを聞けて嬉しいですね。(ライブDVDでですが)喉からCD音源でした。あの曲は聞くとテンションが上がるんですよね。自動車の中で聞いてたらアクセル踏み込みそうになる。飛蘭ファンさんは未来日記のライブのときは少なかったかも。
 yozuca*さんもReality awakeを本気で力強く歌ってらっしゃって、ああこのライブに参加して本当に良かったなあと思いました。挿入歌・パチスロ歌ではないので有名曲ではないのですが予習もしてきましたし、好きだったことを思い出しました。そして12話の挿入歌「Reincarnation」が流れたのは本当に嬉しかった。AIとIFを一緒に歌うことで成り立つ曲。いやあ素晴らしかった。10年後の今で聞くことが出来て本当に幸せでした。

 そして真打ちである主題歌の『Paradise Lost』。この曲がかかると同時にサイリウムをもったみのりんファンがかなり目立ちました。ああそうだみのりんファン来るよねえと後から実感した自分のバカさ加減に呆れました。みなさん歳なのか地蔵っぽい人も多かったですね。僕は生でParadaseLostを聞ける機会もなかなかなかったので本当に貴重な場を体験してもらいました。素晴らしかったですね、声量すごかったですし本当に感動…。

最後にアンコールとあいさつがあったのですが、その前に退出したのでレポできません。退出時は35分以上オーバーしてアンコール中でした…。最後まで聞きたかったです。
どうやら最終的には45分押しの21時45分終了したとのことで、最後のあいさつでみのりんが「喰霊0.5」を読んでして観客のみなさんに内容を明かしたというレポもあったようです。つくづく最後までいたかったですね。

結論

トークパートは本当に神がかっていたし、数分に一回爆笑したくらいですし。喰霊-零-のイベントでほぼ満員を達成していますし続編イベントがあったらいいなあと思います。

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物販購入物

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12話コンテ集のためにこの会場に無理してきたといってもいい魅力的な特典でした。後にアニメをみながらじっくり楽しみたいと思っています。

イベントの会場前の告知看板と開場

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ビル風で凄い寒かったです・・・・。

フラワースタンド

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少年エース編集部、上松範康さん(音楽担当)、Elements Garden(上松さんの所属会社)、鶴岡陽太さん&楽音舎喰霊-零-の音響監督、音響制作会社)、藤商事(パチンコ「喰霊-零-」開発会社)、アスリード(「喰霊-零-」制作会社の一つ)

イベントキービジュアル

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愚痴・不満

(1)終演時間問題

休憩時間で時刻チェックしたときに危ういと思いましたが、アンコール時刻で30分オーバーしてたのはマジでありえないです。
オルスタなので他の方にはぶつかったりして大変申し訳なかったのですが、終電時刻のためアンコール中に途中退出しました。みのりんの夢の足音が聞こえる聞きたかった…。

結局焦っていたので間に合わず終電逃しちゃいました…。奇跡的に代替の高速バスがキャンセルが会ったのか空いてたので滑り込んで夜行で帰りました…。

原因は第2幕の『喰霊-零-超自然災害ラジオ対策室復活編』のタイムキーパーをミスってるということだと思います。
第1幕の『喰霊-零-第12話(放送版)生コメンタリー』は24分というタイム制限があるうえにBDBOXのPRタイムがあったので時間は30分前後だったと思うので、
第2幕終わった時点で休憩に入りました。チェックすると8時36分で終演時間が残り24分しかなくこの時点で押していたんだと感じます。2~30分は押していたのかなあと。
途中から時間が気になりすぎて楽しみが半減してしまいました。
超自然災害ラジオ対策室復活編は確かに面白かったんですが、きちんとタイムキープするかそれなら最初から開場・開演時間を早めてほしかったです。
超自然災害ラジオ対策室が30分番組なのに60分番組になってたことをリアルで再現すると大惨事になることがよくわかりました…。

今回はコンテンツが多いので巻きで進行しますということ司会の西山さんおっしゃっていたじゃないですか…。次は本当に時間厳守でお願いします。

(2)物販の販売不効率問題

BLAZE前で物販を開始したわけですが、あの場所ビル風で著しく寒い場所で凍えながら並んでいたのですが、物販レジが実質一人ずつだったのは本当にダメだったと思います。一見2箇所あるようでしたが、コンテだけとなりの机で販売する形式で一人ずつのレジ対応となり1人20~30秒のレジ対応でも二~三百人並んでいたのですから1時間以上はかかります…。開場後も立ちっぱなしなので辛かったです。
一旦20分程度は開場事前整列まで他の店舗で休憩して休めましたが、結局会場内で具合悪くなりました…。

次回イベントの際には是非改善してください。