ルーズリーフ(at HatenaBlog)

はてなダイアリーから移行しました。きままに感想を書きます。

空き時間ないながらも何とか読めた。

妻を殺してもバレない確率(宝島社文庫)

妻を殺してもバレない確率 (宝島社文庫)

妻を殺してもバレない確率 (宝島社文庫)

SNSで紹介されていたので、Web版(小説家になろう)を早速読んだ。
バイタルや周辺環境などを元にした未来予測の技術が発展した近未来で、親父が娘の結婚を決めるという風潮が残ってるとは思いがたいなというツッコミ所はありつつも心温まる話で面白かった。
よって書籍版も購入。

Web版が短編だったので受賞作作品ということもあり大幅改稿せず、書籍版は未来予測に関する短編が新たに六編制作されオムニバス短編集となっている。

色々な間柄の人間模様の未来予測を題材にしてるのだけどボーイミーツガールの話も、女子会、妻子ある男に恋を仕掛けてしまう女性の話などバラエティに富んでいてかつ心温まる話ばかりで読後感良く面白かった。

広島を舞台にしているためか、各短編にもこの先後に登場するキャラの関連人物が脇に出たりするのが
尚更読むのを楽しくしてくれたなあと思います。

あと一冊は続編でてもいいんじゃないかなあ。
いい作品でした。