ルーズリーフ(at HatenaBlog)

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涼宮ハルヒの憂鬱10周年ということで最近明かされた裏話等の備忘録。

東京とは物理的に距離がある京都アニメーション京アニ)からは明かされない(インタビュアーが関西まで来ないせいもありそう)ので京アニを離れている主にインタビューや生配信番組やブログ等に出演している当時シリーズ演出だった山本寛氏(アニメーション監督)から明かされることが多い感じです。
ファンとしては、こういう裏話が好きなので明かしてくれることは大歓迎です。インタビューとかの口ぶりからして、角川側からは許可は取れてる範囲しか喋っていない感じがしますね。

2016年10月21日20時から生配信番組の楽天スーパーライブ(楽天市場)にてゲスト出演した、山本寛氏の打ち明け話(「らき☆すた」や「Wake Up, Girls!」のアニメーション監督・演出家 山本寛さんがゲストで登場。制作の裏話も!→アドレス:https://www.youtube.com/watch?v=j8qg8CdJefIハルヒの話は25分以降)

  1. 10年前は語りにくかったけど、一周回って10周年だから一番語りやすくなったのがハルヒ
  2. 涼宮ハルヒの憂鬱の第1期当時、古巣の会社(京都アニメーション)の一眼となり意気込みや熱量が凄まじかった。トップダウン(社長以下)、ブレイクするという意気込みが凄まじくそれに自分たちも乗っかった。枚数を使えという命令があり、何故使わないんだと怒られた。ただ枚数が増えると描かないといけないので苦労もあるので手放しには喜べないんだけども、枚数が増えたことにより芝居や色んなアクションや、表現が幅が出来るようになり創作意欲が高まったというメリットがあった。
  3. シリーズ演出という役職について山本氏は全体を御わたす役職に付けたので気合は入っていた。
  4. 当時の会社はかなり勢いがあり現場がギラギラしていた。ただし今がないとは言っていない。
  5. ハルヒは一人称など、アニメ化不可能と言われた原作だった。(涼宮ハルヒの公式で既出情報)それを四苦八苦してそれを一人称にしようぜという事になった。ただ延々とモノローグをすると飽きるので困る。どうしようとキャスティングした時、アドリブや声色がいいし、面白い杉田智和に任せようということになったが、山本氏曰く彼の貢献は大きいとのこと。
  6. 平野綾ハルヒと偶然だがぼぼ同じ年で同じ身長。平野自身のパーソナリティが作品内に取り入れられた。
  7. アドリブはメチャクチャ(声優さんたちが)入れた。ケシカケたのは山本氏だがシモネタだけは禁止した。
  8. 涼宮ハルヒの憂鬱の第1期TV版次回予告は一応シナリオがあったが、声優さんに任せた(噂としてはあったが情報源付きで発表されたのは多分始めて)。タイトルさえ入ればなんでも良い。
  9. キャスティングについて、ハルヒならこう思うだろうという、脚本とか同じく超監督涼宮ハルヒを元にして考えた。
  10. 涼宮ハルヒの憂鬱平野綾さんは当初涼宮ハルヒじゃなかった。別役でキャスティングされていた。決まっていたがアフレコ1ヶ月前に角川の某プロデューサーの一声で変更になった。(初出重大情報!)
  11. 平野さんは、誰でキャスティングされていたか?→回答拒否。(正確には濁した、裏で答えます。)

角川のプロデューサーは伊藤プロデューサーですね。ちなみに涼宮ハルヒの憂鬱のキャスティングは数年前のラジオ番組(「白石稔のガチ無知ラジオ」第5回の42分45秒。)で出演している伊藤敦プロデューサーがテープオーディションで決め打ちという事が明かされてます。当初は小野太輔さんは谷口役でキャスティングされていたという裏話も。経緯を経て古泉一樹役になったという事も明かされています。

個人的には平野さんはハルヒ前までキャスティングされていた役がおっとり系統が多いので長門有希役でキャスティングされたんじゃないかなと感じている。角川の伊藤敦プロデューサーと鶴岡音響監督の組み合わせではキディ・グレイドリュミエールで平野さんがキャスティングしているわけですしね。逆にハルヒはそれまで明るいキャラしか担当していなかった茅原さんがキャスティングされていたのではないかと思う。まあそもそも、ハルヒの直前の2005年にWOWOW角川書店×伊藤敦プロデューサー×鶴岡陽太音響監督が担当した、『SHUFFLE!』で出演されていたキャストが結構引き続き担当されていた(メインだけでもキョン役の杉田智和さん、みくる役の後藤邑子さん、キョンの妹役のあおきさやかさん)ので漠然とでもイメージは出来ていたんだろうなあ。

らき☆すた等の裏話もあり、面白い生番組でした。またこういう番組があればいいなあ。