ルーズリーフ(at HatenaBlog)

はてなダイアリーから移行しました。きままに感想を書きます。

今現在のWUG新章(Wake Up,Girls!新章)とスタッフ交代劇の個人的雑感。

WUGの企画を持ち込み実質原作者だった(クレジット上は原案)監督の交代自体がありえない。

監督以外のOrdetのスタッフたちも一旦ゴーサインが出た後に急に契約しない旨を伝えられたためにスケジュールがぽっかり穴が空き損害を被ったOrdetのスタッフもいたようだし。(http://twitcasting.tv/yamacane_0901/show
http://twitcasting.tv/yamacane_0901/show

2011年から企画を練りavexに持ち込みや取材を重ねた山本寛監督の原案クレジットを消し(原案は著作権ない)、最初の劇場版とTVシリーズ前に山本寛監督のネームバリューを完全に押し出した宣伝活動(山本寛アワーWUGっていいとも!「ニコ生番組」、ヤマカン出てこいや-等)そしながらのこの仕打ち。
avexを中心とした製作委員会にクリエイター(創作者)への敬意なんて皆無でしょ。
他作品でも出版社や原作供給元の力が強いから腰を低くしているだけです。

去年12月10日以降、声優のWUGメンバーやGLの丹下・松田役を表に出しつつも、監督・スタッフ交代の経緯をavex等の製作委員会のプロデューサーは全く説明してこなかった。
だからavexを中心としたWUG製作委員会の創作者軽視の動きに絶望し、僕はファンに対して誠実な説明と場合によっては山本寛監督等スタッフへの謝罪や経済的補償がない限り、
avex(製作主幹事)の製品やライブイベントには出来うる限り買わない事に決めている。

声優には罪はない。でも「声優の盾」のように、WUGメンバー経ちに既存のシリーズといま放送の新章は繋がってるなどを説明させたりしているし、3次元のWUGの活動、RGRの活動もavexが携わっている限り全面的には応援出来ない。
声優個人としては応援するし嫌悪することはないけど、やはりイラッとする場面がたまに出てくる…。声優事務所の81プロデュースは何を考えてるんだろう。

WUG新章1・2・3話を見たももの、作画やCGについては色々いいたいけど、何より設定の甘さを見て新章スタッフの取材不足・設定の把握不足が多すぎる。
前作シリーズ(劇場版七人のアイドル~続・劇場版前後編)が好きだった身としては今の流れは本当に辛い。
ていうか新章スタッフにはもう原作者の協力がなければ作れないことが十分わかったでしょう。これにこりて二度と原作者を蔑ろにしないで欲しい所である。

あとOPのみんなでひとつは全体主義でも目指してるのかなあ。異論を許さないという感じがして嫌だし、中の人に寄せすぎて好きじゃない、作品との今までのキャラとの乖離が激しい。
avexはどうやら、3次元よりにアニメも寄せたいみたいだけど、テコ入れ失敗だと僕は思ってます。

個人的にはもう色々矛盾はらんでるしWUGの活動終わってもいいんじゃないかなあと思っているし。主題歌や突き刺さる山本監督の別名義「辛矢凡」のWUG新作作詞はほぼ確実に永遠に参加することはないうえに曲の発注も細かくしていた山本監督が抜ける以上音楽・歌曲も2015年シリーズまでのクオリティは期待できないし。(降板後は微妙な曲が多い。)
元々地方民なんでライブはなかなかいけないし(それでもハイパーリンクで楽しんでた。)、接近イベントは行かないので3次方面はそれほど入れ込んでいないし。(心情的には接近は行きたいとは思わない)

好きだったものは簡単に離れることは出来ない。他界しろと言われても簡単に気持ちが整理することができるわけがない。さっさと他界できる訳がない。
2014年から2015年の短編アニメまでの山本監督が携わってきたWUGのシリーズは好きであることには変わりがないわけだから…。

[雑記] 『大森杏子のアニメ化プロジェクト!』のクラウドファンディング達成について

目標額380万円に対して、募集額1028万8,000円(目標比270%)を達成して終了。

第4ストレッチゴールの900万円でアニメ尺1分前後増加も最終日の24時間で200万円上昇した勢いにより難なくクリア。
1分のカットでも最低180枚くらいは必要だし、彩色・撮影等も増えるので高額になるのも納得はできるところ。
それにしても1000万を超えるとは本当に思わなかった。本当に凄い。

達成した喜びに浸りつつ、来年発送のBDなどリターンを待ちわびたいなあと思う。

クラウドファンディング『大森杏子のアニメ化プロジェクト!』に支援しました。

https://camp-fire.jp/projects/view/36991(「大森杏子のアニメ化プロジェクト!」クラウドファンディングサイト)
http://omorianko.com/(超アイドル伝説!大森杏子公式サイト)


宮城県仙台市を舞台に活躍しているという設定のアイドルが版権フリーとして様々な企業とコラボしてきた「大森杏子」プロジェクト。
LINEスタンプ、活動継続プロジェクトと2度のクラウドファンディングを成功し、今回は1分間のアニメ制作資金のためのアニメプロジェクトをクラウドファンディングにすることになった経緯があるようです。

アニメ制作は福島県三春町を拠点に活動している福島ガイナックスが担当。(母体はガイナックスなもののと現在資本関係ないようです。)

薄暮クラウドファンディング時に、大森杏子公式Twitterさんが言及されていたので気になっていたのですが、クラウドファンディングをしていると聞いて色々熟読して支援することに決定。

僕は、BDが欲しかったので2万円支援コースに入れました。
2017年9月10日23時59分で募集は終了してしまうのですが、
募集額380万のうち830万超募集とすでにクラウドファンディングは達成していて現在は第4回のストレッチゴール『900万円』を目指して挑戦中ですね。
第4回のストレッチゴールは「アニメの尺を2倍の2分前後」と発表されています。是非達成してほしいものです。
(第1ストレッチゴール(580万)はあんこの薄い本2を支援者全員にプレゼント&10万コースにBOXプレゼント、第2ストレッチゴール(700万円)は事務所の先輩(通称パイセン)がアニメに登場&人気声優を発表!、第3.5ゴール(777万)は応募者全員に年賀状を送付)

登場キャストは現状確定している時点では4人ですね。大森杏子の後輩二人も出るか、匂わせてますが気になる所。第4ストレッチゴール達成したら出て欲しいなあ。(後輩二人は星奈なな(CV:竹達彩奈) / 百式百合(CV:三上枝織)ですが、二人も出て欲しいなあ…。)

この1分アニメ映像を元にTVアニメ化を目標にしているということで、陰ながら応援しています。

マヌケなFPSプレイヤーが異世界へ落ちた場合の漫画版第1巻購入。

マヌケなFPSプレイヤーが異世界へ落ちた場合(1) 漫画:佐伯淳一/原作:地雷原/原作イラスト・キャラクター原案:UGUME

マヌケなFPSプレイヤーが異世界へ落ちた場合 (1) (角川コミックス・エース)

マヌケなFPSプレイヤーが異世界へ落ちた場合 (1) (角川コミックス・エース)

小説家になろうで連載され、角川グループのWeb小説刊行レーベル「カドカワBOOKS」より刊行している「マヌケなFPSプレイヤーが異世界へ落ちた場合」のコミカライズ作品。
ヤングエースの増刊誌・兄弟誌的な、Web登録無しの無料漫画雑誌「ヤングエースUP」にて連載。ヤングエースUPの連載は月に数ページ程度だけれど、多分アシスタントなしで一人で描いていると予想。(待ちきれないんだよな)

なんといっても作画描写が丁寧。銃器や背景も緻密で世界観が没入できる。メインヒロインのアシュリー含め女の子も本編でかわいく描かれているので大変満足。基本的に書籍版1巻の内容(Web版にない新展開)を描いているけれど、冒険者の先輩達の描写がベテランらしく優しさとずる賢さが漫画版独自に変更されて描かれていてすこぶる感心した。コミックス大変良かったので続いてほしいなあ。出来たら書籍版原作3巻の内容まで連載続いて欲しい。激しく応援している。原作書籍版も早く4巻出て欲しいな…。

黙視論購入。

一肇(にのまえ はじめ)、KADOKAWA角川書店)「黙視論」(ソフトカバー単行本)

黙視論

黙視論

電子書籍文芸雑誌「文芸カドカワ」においての連載から2年ぶりの刊行。どうやら何回か改稿を重ねていたらしく設定も変更されていますし連載版とはほぼ別物ですね。
リドルストーリーを取っており明確な犯人は示されていないけれど、正体は何度か読むとこの人しかいないという感じになってくる。
また、暴想シリーズ第2弾ということで、少女キネマとの直接の繋がりはないのだが主人公の思いに焦点を当てているということは共通している。

数年前のとある出来事で積極的に話すことを辞めた少女「未尽」。(授業などどうしても喋らざるを得ない時以外は黙って表情や行動で感情などを表現する)
秀才の兄がもう家族のために自己犠牲をしているっていうのが判明するのだけど、未尽に諭す場面が好きだなあ…。加えて未尽が後妻に言葉を出して感謝するところも。

面白かったけれど、少女キネマに比べ勢いでカタルシスはないという感じですね、じわじわしみじみ面白い。

「悪役令嬢に転生したけどごはんがおいしくて幸せです!」の感想。

悪役令嬢に転生したけどごはんがおいしくて幸せです! 著:矢御あやせ イラスト:東条さかな(宝島社)

悪役令嬢に転生したけどごはんがおいしくて幸せです!

悪役令嬢に転生したけどごはんがおいしくて幸せです!

小説家になろうで連載しているWeb小説で第4回ネット小説大賞受賞作作品。
SNSのトピックで流れてきた、気になるタイトルと、東条さかなさんの美麗イラストで気になり原作小説を小説家になろうで読んだところ、気に入ったので購入。
結論から言えば書籍版を買って良かったほど面白かった。女性向きかもしれんが女性じゃなくても面白い作品だった。

プレイした乙女ゲームの主人公の悪役である令嬢の幼少期に転生した元OLの女性が主人公のお話。
舞台は現代の大富豪の家だけれど、母親とその転生した令嬢の関係性が家庭環境のせいか、最悪でその令嬢の鬱憤が周囲に当たってしまいなおさら色々関係性が悪化しているという悪循環となっている…という流れ。

その流れを大富豪だからこそのおいしい御飯やおかずが食べられたり、庶民的な食べ物を食べたいと願うという天真爛漫さで打ち破っていく悪役令嬢・江梨子様が面白いしかわいい。打ち破った結果グレてしまう弟は真面目君になり、中が良くなかったお母様の心のストレスを取り払ったりしたり、ヒロインと仲良くなるし、ヒーローとも仲良くなって同盟を組むまでになってしまう流れが素晴らしく面白い。お母様豪快になっててギャップに尚更笑ってしまうほど面白い。
メイドのあかりさんも好きなキャラでこの人も深層心理では転生しているらしく…、書籍版独自でいえば江梨子様火事を起こしてしまうところは、まあさすがに繰り返し反省しっぱなしなんだけどあかりさんが江梨子様を優しく包み込む姿がいいなあ。もうひとりの母親だよ…。Web版ではなにげに重要人物みたいだけど書籍版ではどうなるのか楽しみ。

他の書籍版独自の描写でそよちゃんの人見知りへの対策はロボットじゃなくて一人授業になったのは個人的には書籍版独自の改良点ではないのかなあと、高崎先生とあかりさんとの絡みが出来たりして、ドタバタギャグもいいけど話の複雑性が出て重みが増したような気もする。

江梨子様と聖の恋愛もそうだが、浩介もつぐみの恋愛について進展してほしいな、自分を高めるよりも勇気を奮い立たせればすぐ落ちる気もする…。書き下ろしのエピソード、スーパーアジフライの話もバランスよく出番があってかつ面白くて満足。

イラストについては、栗まんじゅうを四人で掲げているところも大好きなのだし、あかりさんと江梨子様が二人で御飯を食べている所のイラストも大好きなのだけれど、強いて言えば、聖と江梨子様がラーメンを一緒に食べているイラストがたまらなく好きだ。ふうふうと食べている江梨子様が聖を見てるところがたまらなく可愛い。東条さかなさんのイラスト改めて最高だったと言いたい。

宝島社の単行本は一定のペースで出るかはわからないんだけど、次巻を絶対出して欲しいなあと切に願っている。東条さかなさんのイラストも楽しみなので。

山本寛監督オリジナル劇場版アニメ「薄暮」クラウドファンディング達成!

2月25日から4月29日までの期間を区切りとしてスタートした1500万円を募集するアニメの製作資金を支援するクラウドファンディング
最終的に支援総額2103万6500円、パトロン(支援者)数を延べ1225人(重複あり)を集め、目標額を603万6500円を上回りパーセンテージとして140%を叩き出してクラウドファンディングとして成功して募集を終了。

支援した身としては当初はスタートダッシュをしていたものの、途中ニコ生での宣伝が1ヶ月ないなど宣伝がなくなり停滞しはじめてマズイと感じていたので途中宣伝活動を草の根でやり始めた以後、尻上がりに支援額が増え、最終的にクラウドファンディングが成功したのはとてもうれしい。達成した以後は完成したものが気になるわけだけど、アニメが完成して、作品の内容のクオリティのUP、大体の人がみんな幸せになる興行的・名声的成功をして欲しい気分もあるなあ。色々頑張っているにも関わらず意味不明な難癖で足を引っ張る人も多いので、山本監督には報われ欲しいんですよね。

監督自ら手配布でフライヤーを街頭配布したり毎日ネットの生放送をしたり草の根運動の成功の貢献は非常に高かったと思うのでまた続けて欲しいです。これからも応援しています。

達成した以後、つかさ製菓さんしかいない製作委員会に、外から出資させてくださいという企業が現れているというし制作資金の方は問題なさそう。(出典:「ヤマキャス感謝祭(2017年4月30日配信)」→http://twitcasting.tv/yamacane_0901/movie/368590264

2017年5月1日までに発表になっているスタッフ・キャスト

  • 薄暮」スタッフ
    • 原作・監督・脚本・音響監督 - 山本寛
    • キャラクターデザイン - 近岡直
    • 色彩設計 - 村口冬仁
    • 音響演出 - 山田陽
    • 音楽 - 鹿野草平
    • アニメーション制作 - Twilight Studio

音楽の鹿野さんは想定の範囲内で、キャストも概ねありそうだと思っていたのですが、雨宮さんは驚きました。音響演出の山田さんは山本監督作品で録音調整をなさっている事が多い方ですね。TwilightStudioは株式会社山本寛事務所の一部門として設立するそうで新設スタジオのようです。クラウドファンディングが成功したので運転資金が入った事により円滑に動きそうで、諸々含めて期待が高まります。頑張って欲しいな。