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フェノメノ 参 収縮ファフロツキーズ感想

フェノメノ 参 収縮ファフロツキーズ (星海社FICTIONS)

フェノメノ 参 収縮ファフロツキーズ (星海社FICTIONS)

著:一肇、イラスト:安倍吉俊フェノメノシリーズ第3弾。
フェノメノ弐融解ファフロツキーズの直接の続き。実質前巻が上巻だったので今回は下巻にあたる。

フェノメノ3巻の表紙は幽式よりかねてから言及があった学園に忌み語をばらまいていた少女、篁亜矢名(たかむらあやな)。
3巻にして名前が明かされた彼女は正直、表紙を見ても表情からして怖いんで萌えられない(泣)
良心の欠片もない悪意の塊という感じが描写されていて恐怖。読み返すとさらに恐怖。

凪人・クリシュナさんに恐怖や霊障を与えるよう仕向けていた彼女は、学園の歪みや自信が仕掛けた歪みによって受肉したいと考え
オカルトな手段を使い学園の地下に一人ぼっちで屍蝋となっていたという。。。

そんな彼女の幻影は彼女に妹がいたという事実が明かされ安心できたのだけども、それはすぐにうサンムン章単なる妹ではない彼女の箱となっているとか
篁亜矢名の妹高村宇子がどのように動いていくのか、この後明かされていくのだろうか。
今回の後半の話こそ青春怪談小説にふさわしい。いつも無鉄砲な凪人くんがヒーローになっていてカッコ良かったよ。
照れたりする夜石の可愛い場面が多くて見どころ多くて怖いんだけど楽しかった。

このシリーズ長く続いてほしいなあ・・・。ゲームも第1章だけじゃなく第2章以降も作って欲しいんだよね。
もっと人気でて欲しいなぁ。