ルーズリーフ(at HatenaBlog)

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日本へようこそエルフさん。1・2巻読了。

『日本へようこそエルフさん。』(まきしま鈴木/著、ヤッペン/イラスト)
日本へようこそエルフさん。 1 (HJ NOVELS)
日本へようこそエルフさん。2 (HJ NOVELS)

小説家になろうで連載され、ホビージャパンより書籍化された作品。漫画版も無料Web漫画雑誌『コミックファイア』(ホビージャパン)で連載中。漫画版の作者は蒼乃下。

小説家になろう連載ページ;https://ncode.syosetu.com/n9354du/
ホビージャパン書籍版公式サイト;日本へようこそエルフさん。 | HJノベルス公式Webサイト
日本へようこそエルフさん。漫画版連載サイト;日本へようこそエルフさん。 | コミックファイア公式Webサイト

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あらすじとしては
幼少期から寝ている間のファンタジーあふれる夢の世界で楽しく過ごしていた北瀬一廣は、いつもの通り会社を定時に帰り弁当を用意して早めに寝床に付き夢の世界に入り込む。
夢の世界で起きると顔なじみのエリフのマリー(マリアーベル)がおり、マリーと一緒に古代遺跡へ探検に行くことになる。マリーと一緒に休憩して一廣が持参した弁当の味と美味しさ堪能するマリーだった。
先に進むと魔導竜がおり、魔導竜に気づかれないように遮蔽魔術を使ったものの気づかれてしまい、檻で逃げ場も亡くなり、怖さで二人は抱き合い震えながらも魔導竜のブレスで二人ともども焼かれてしまう。

そして一廣はいつものように現実世界に起きると、そこにはマリーが寝ており一廣は呆然とする…。気づいたマリーに服を要望されて会社に有給休暇を取り、服を用意し、食事に連れ出すことに。
マリーはこちらの世界の日本の文明の発達さに驚きつつ、こちらの世界へ来てしまった疑問をもちつつも一廣と一緒に日本のご飯を堪能することにする。そして一廣は、自分世界を行き来していること、寝てしまえば元の世界に戻れることをマリーに明かす。そして一緒に寝ることで一廣とマリーは「夢の世界」に赴くが、そこにはまた魔導竜がいて……。

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ln-news.com

ラノベニュースオンラインの漫画版連載報道で興味を持ち、漫画を読んで即気に入ったのでWeb版を読み、イラストも読んでみたくなり書籍版まで購入した。
漫画版の美麗作画で原作の心象そして風景を漫画独自の表現を使いきれいに描いていてかなり気に入っていてるので、漫画の毎月連載と単行本発売が待ち遠しいなあと思う。
書籍版のイラストも素晴らしい。

この作品の魅力は、主人公の一廣とエルフのマリーの日本でのラブラブ描写とマリーの日本文化堪能、そしてファンタジー世界での戦闘だと思っている。
ファンタジー世界のレベルや名前入力描写は強さを表す指標として使いたいのはわかる部分もあるけどもったいないなあと思う。でも何者かに管理されてるという描写があって鍵になってるのが面白い。

書籍版1巻は序章~魔石の章の全20話、2巻は魔導竜の章全21話に大幅加筆した形となっており、魔術師ギルドについて多めに加筆されていて魔導竜の章でも戦闘色の面が増えてカタルシスが増えていて面白い。
また2巻は秩父への旅情編ということで日本の温泉を楽しむエルフさんたちの描写がまた楽しい。
次は青森編・書籍版3巻も早く読みたいのでこちらも発売日が待ち遠しい。