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ザ・スニーカーLEGEND購入と涼宮ハルヒシリーズの新作短編「七不思議オーバータイム」の感想。

2011年4月に休館した、ライトノベルレーベル「角川スニーカー文庫」の母体雑誌であった「ザ・スニーカー」。
角川スニーカー文庫30周年ということで記念に1回の限定復活のムック本として「ザ・スニーカーLEGEND」として刊行。

なんといっても目玉は涼宮ハルヒ画集第二弾「ハルヒ百花」に収録された短編「あてずっぽナンバーズ」以来の5年ぶりの新作である「涼宮ハルヒシリーズ」の新作短編であることだろう。ハルヒファンの自分もザ・スニーカーLEGENDに収録されるということを聞いて以来ずっと、うずうずしっぱなしだった。
そしてその短編のその名は「七不思議オーバータイム」。涼宮ハルヒの驚愕の後の時系列にあたるハルヒキョン長門・古泉たちが2学年、朝比奈さん鶴屋さんが3学年かつ初夏ということで「驚愕」から時間経過している。

何と行っても驚きなのが新キャラのミステリ研究部員の女性交換留学生のインパクトが凄まじい。キョンを「キャム」と呼んだり、突っ込んだ話をしていくのは印象に残ってしまう。意地でもキョンが名前呼びをしないのも面白いし、古泉がキョンハルヒ呼びをした下りを指摘されるシーンもまた大好きですね。

そして、ハルヒが来る前に七不思議を作るということになるんですが、古泉が工作してハルヒが部室に来るのを遅らせるという所業に出るのも面白かったなあ。その工作員の正体が校長でハルヒと将棋して相入玉持将棋模様まで持っていき時間稼ぎするのも面白い。校長先生の協力なければ、いろいろ工作出来ませんしね…。機関が結構大規模ということを伺わせる描写もあり気になるところです。

そしていとうのいぢ先生の涼宮ハルヒシリーズのイラストもまた美麗で大満足でした。絵柄は進化してますがそれでいて雰囲気はそのままですし。
谷川先生の筆が乗っている感じもありましたし、次は長編もしくは長編前段階の短編でしょうかね?(ex:笹の葉ラプソディ朝比奈みくるの憂鬱ワンダリング・シャドウ)。
とにかく来年春までには新作読みたいという贅沢があります。次が早く読みたいですね。