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カドカワBOOKSの「寄生してレベル上げたんだが、育ちすぎたかもしれない」1・2巻感想

カドカワBOOKS寄生してレベル上げたんだが、育ちすぎたかもしれない」作者:伊垣久大、イラスト:そりむらようじ

就職浪人からニートになってしまったとある男「エイシ・チョウカイ」が別世界の神様のミスで地球から異世界へ転移させられてしまったが、地球には帰れないものの、ミスへの計らいでこの世界で生きるためのスキルを与えられるも「パラサイト」という謎の能力を与えられる。その能力を以ってこの世界を生きるというお話。

レベル表示やスキルが普通にある世界というRPG風世界観だが、ただこのパラサイトというスキルはかなりの優遇スキルだな。他人に寄生すれば自動的にレベルが上がっていくし、その他人がもっている職業(スキル)に付随する能力も付くのだから。さらに寄生者にエイシを寄生させる「二重寄生」という手段を使うとエイシが得る経験値は4倍になるというチートスキル。(でも寄生される側も普段の2倍は経験値もらっている)

でもエイシが街の冒険者と組むことによって街の冒険者全体の能力が上がっていて、街全体で防衛にあたるという展開が好きなので単行本も購入した。メインヒロインがもうあざとかわいい感じで最初からベタ惚れですねえ。単行本では2巻に単行本版のオリジナルキャラが出て来るがこれも悪くない。女神ルーが地上に降りたことで、世界の瘴気を換気する者がいなくなってしまったがはてさて…。寄生するというのがメインなので寄生でレベルアップする展開はもっと見たいところ。いつもつるんでいるメンバーくらいはエイシに準じるところまでは引き上げてほしい。Web版滞りがちだけれど再開してほしいなあ。