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長門有希ちゃんの消失コミックス9巻限定版付属アニメレビュー【アニメ17話(OVA)感想】

長門有希ちゃんの消失の原作コミックス9巻についたアニメBlu-ray、つまり実質OVAですね。
予約締め切り日以降発売日までの2−3ヶ月全く情報が入らなかったので、夏休みであるという漠然とした内容告知以外キャスト等も不明で買うまでわからんという
まるでパンドラの箱でやきもきした。

サブタイトルは「終われない夏休み」。ということで実質17話をレビュー。内容はTVアニメの第16話からの直接の続きです。
原作第5巻のEpiloge39『夏休み 宿題』の話を元にしたオリジナル話。半分くらいはオリジナルでBパートから原作通りの話が多め。
Aパートは、アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』の「エンドレスエイト」のパロディの要素が結構あったものの、鶴屋さんが加わっているので設備的に豪華になってるのが面白かったなあ。
宿題をやってないことを自覚しているキョンが宿題をやろうとするも、ハルヒの進行する連日の夏休みの遊びによって妨害されてしまうってのが面白かった。特に涼宮ハルヒの憂鬱の「エンドレスエイトVIII」の最後喫茶店シーンは長門有希ちゃんの消失でもかなり再現されていて、もう笑いたくてニヤニヤしっぱなしでしたね。キョンの叫び「俺の宿題はまだ終わってねぇ!」あたりで大爆笑。この作品でのキョンは言いたかった衝動を吐き出してる演技だったのもありますが涼宮ハルヒの憂鬱に比べて声が濁っていたあたりでギャグ要素の演技も入っていたのでしょうか。いやあ本当に面白かった。ギャグに昇華されていたのでトラウマは別に感じませんでした。

キョンの家で宿題やるシーンは一部は原作通りなものの(アニメではゲームがバーチャファイターの戦闘になっていた)、キョン長門がコンビニでぬけ出すシーンがカットされていたりするのでここは不完全。代わりにキョン長門の家に向かうという所で終わっているので脳内で想像してくださいという制作側のメッセージだろうか。とにかくこれで第5巻は今回の話の一部と佐々木登場シーンと番外編の喜緑江美里さん・会長登場が未アニメ化なのは以外はすべてアニメ化したことになる。しかしこのアニメの佐々木さん喜緑さん見てみたかった。二期を熱望している。

特典は映像特典として第17話の次回予告のみで、コメンタリーとかはなし。コメンタリーはスタッフだけでも良かったので聞きたかったな。ちなみにアニメーションワークスでも17話の部分は収録されていないので注意。

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コミックスの内容は告白し付き合うことになった長門キョンハルヒと朝倉にバレつつも長門は弁当の料理をキョンに作ってあげるために料理に奮闘したり、九曜と付き合っている谷口と国木田の影響でバレンタインデーで初デートをする長門キョン、そしてみくると鶴屋さんの卒業…の話がメイン。デートを持ってキョン長門はみんなに付き合ってることを報告しようとするも、朝倉さんのせかすような反応が酷かった。(褒め言葉)いよいよ原作でもどう描くかなーとか谷川先生が涼宮ハルヒの公式あたりで語ってた気がするみくるの卒業という大イベントまで時系列で来てしまッタと思うと感慨深い。長門有希ちゃんの消失もそろそろ終わりが近いというのは8巻で告知は為されていたが、次回予告でまさかの朝倉さんが電話で両親に話していて、内容はカナダへ転校…!?涼宮ハルヒの憂鬱の朝倉の後処理でのカナダへ転校したというネタがここで使われることとは思わなかった。次巻はぷよ先生が表紙カバーで語っている以上朝倉さんの話になるのは必然か。毎号のヤングエースの連載も楽しみにまつつもりだ。